「呼吸器外し意思尊重を」難病患者が要望、倫理委が提言
「呼吸器外し意思尊重を」難病患者が要望、倫理委が提言亀田の院長でも消極的になってしまうのですね。
千葉県鴨川市の亀田総合病院の倫理委員会が、全身の筋肉が徐々にマヒする難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の男性患者(68)が提出した「意思疎通が出来なくなった時は人工呼吸器を外してほしい」とする要望書について、意思を尊重するよう院長に提言していたことが分かった。
厚生労働省の担当者は、病院の倫理委が個別のALS患者についてこうした提言をするのは「聞いたことがない」としている。
病院側によると、要望書は昨年5月に提出され、院長の諮問機関である倫理委で慎重に検討した結果、「患者の意思に沿うようにしては」との見解で一致。今年4月に提言したという。
ただ、現行法では、呼吸器外しは殺人罪に問われる可能性もあることから、院長は否定的だという。
男性患者の家族によると、男性は49歳でALSを発症し、現在は両手足とも動かなくなっている。人工呼吸器を付け、ほおの動きを電気信号に変えて、パソコンを通して意思を伝えることができるという。
(2008年10月7日 読売新聞)
公立病院の院長なら倫理委員会がなんといおうとダメと言うでしょうけど。確かに殺人罪で病院の医師が調べられたりすれば、富山の事件のように不起訴になったとしても、病院にとって負担は重く、特に管理部の心労は並大抵ではないでしょう。倫理委員会がゴーサインを出したからといって、責任をとる院長としては、人工呼吸器を止めていいと言うことはなかなか出来ないのだろうと思います。現実にこの患者さんが呼吸器を止めて亡くなったとしても、現代の刑事司法と社会状況からみて刑事立件は通常あり得ないと思いますが、反対派から刑事告発される虞は消えていませんので、(犯罪告発は第三者でも可能)躊躇するのは当然です。
医師からみてALSの患者さんに患者さんの意思で人工呼吸器をつけないでそのまま看取るのと、いったんつけた呼吸器を患者さんの意思で停止して看取ることは医学的には等価値であると思います。
日本では生死に関する自己決定権が法的に担保されていないため、このような問題が残るのでしょう。たとえばオランダに行けば犯罪にはならない事案だと思われます。国民性の違いや法制度の違いがあると、移植のために外国に行く方がいるように、いずれオランダに移住する患者さんが出るかも知れませんね。確かに人の生死に関わる重い課題です。今後積極的に論議をしていく必要があると思いました。
医師からみてALSの患者さんに患者さんの意思で人工呼吸器をつけないでそのまま看取るのと、いったんつけた呼吸器を患者さんの意思で停止して看取ることは医学的には等価値であると思います。
日本では生死に関する自己決定権が法的に担保されていないため、このような問題が残るのでしょう。たとえばオランダに行けば犯罪にはならない事案だと思われます。国民性の違いや法制度の違いがあると、移植のために外国に行く方がいるように、いずれオランダに移住する患者さんが出るかも知れませんね。確かに人の生死に関わる重い課題です。今後積極的に論議をしていく必要があると思いました。

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